トントントントン日野自動車 元社員さんの声を聞かせて頂きました。

トントントントン日野自動車 元社員さんの声を聞かせて頂きました。

事業内容を教えてください。

トラック・バスのメーカーです。車体だけの製造を手がけています。お客様へ提供する前に、荷台部分の製造を手がける別の企業に納品して、最終的にはお客様のご注文に合わせたトラックを販売しています。また2008年からは「自動車メーカーとしてアフターサービスも充実させるための機構を設計する」という経営戦略を打ち立てています。通常はメーカーは製造を、販売会社がアフターサービスをになってきましたが、メーカーと販売会社が結びつきを強くした戦略です。

社長から従業員の方によく伝えている理念や想いはございますか?

5年間勤務したことがありますが、社長からの理念や想いを聞いたのは、最初の初任者研修の時だけです。試用期間が終わって正式配属されてからは、社長や役員の動きがあっても、理念や想いを聞くことはなかったです。ましてや、当時の私が勤めていた部署は、メーカーの中でも最もお客様に近い立場であり、企業を代表するようなイメージでいる必要があると考えられますが、社長や執行役員が理念や想い、ポリシーを社員へ伝えるような取り組みはなかったと思います。

従業員の方は実際に体現されていますか?

社の取り組みの1つに「国内で発達したアフターサービスを培った経験がある人材を再雇用して、ノウハウを海外にも展開する」という戦略がありました。そのために、企業としては別である販売会社から、メーカーへ移ってきた方や、その方を取り巻く周りの人達は「海外へ充実したアフターサービスを展開する」という部署の指針に沿って業務を遂行しており、結果としては「物流の資本の提供」という社の理念、ビジョンを体現していました。

社員のモチベーションを高めるために行っていることはありますか。

2つあります。1つ目は、社の業績が従業員のボーナスへ反映されやすかったです。通常で既に5ヶ月分と高く、景気が良いと「5ヶ月+一律10万円」という待遇でした。稼いで家族などを養う従業員たちにとっては、非常に望ましいモチベーションアップの方法でした。2つ目は、表彰が多かったです。海外営業機能を担当する執行役員の元には800人ほどの社員がいました。月に一回はその中の誰かしらが表彰を受けて、多くの社員に業績を見てもらう取り組みがありました。

職場の雰囲気など教えてください。

心理的にも物理的にも上司に近くて、報告、連絡、相談の社会人の常識が遂行しやすい雰囲気でした。課長の側にはスツールタイプの椅子があり、課長が「いいよ。どんなはなし?」とさえ言ってくれれば、腰を据えて話ができました。部長の席は少し離れた位置に独立していますが、側にテーブルと椅子があり、部長も同じく「どんな報告?聞かせて。」とおしゃってくださり、資料を広げて報告したり、分からないことはすぐに聞きに行ける雰囲気の職場でした。

これから会社が求める人材とは?

ワールドワイドに活躍できる技術者、専門家が求められます。まず「ワールドワイド」について今回話している企業は日本に本社を置くトラックのメーカーです。ですので、日本では、海外に比べて良い技術者、専門家が居ます。ですが、日本は少子高齢化していき、2030年からは人口が減っていくと言われています。縮小していく日本市場だけでは、商売はやっていられません。なので、世界に名だたる企業達と競争して、市場を勝ち取るためには、海外現地に行ける技術者、専門家が必要になるでしょう。

今後のビジョンを教えてください。

自動車業界はIOTが進むと、自動車にもインターネットを駆使した制御が可能になります。ではどのような制御が顧客のニーズであり、そのニーズに応える技術力とは何なのかを捉えられるかどうかが、今後他のメーカーとの競争のキモになります。ですので、必要とされる技術者、専門家はITと自動車の両方に詳しい人材となります。直近で取るべきビジョンは「IOTを主導できる人材の確保、育成」です。それができたら、ITを駆使した新しい自動車メーカーの地位を確立できるでしょう。

日野自動車株式会社での従業員インタビューまとめ

世界で活躍する日本企業の代表ですね。末端の社員が部課長に話を聞ける体制を敷いている。
椅子をデスク横に置くという話を聞かせてねということがとても素敵ですね。
世界に名だたる企業達と競争、専門家や技術者が必要な中でも、
土台のコミュニケーションを大事にする文化大切にされているさすがは一流企業です。
貴重なインタビューさせて頂きありがとうございました。